青い森通信2017年12月号

目次

1.センターからのお知らせ 

(1)年末特別貸出について

(2)「2018年小鳩文化カレンダー」を差し上げます

(3)「ふれあいの集い」報告

(4)奉仕員表彰受賞者

(5)新プレクストークの寄贈について

2.新刊録音図書の紹介              

3.新刊点字図書の紹介 

4.おすすめ図書の紹介 

5.サピエ図書館人気図書ランキング 

6.12月のカレンダー 

編集・発行

青森県視覚障害者情報センター

開館時間 平日 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分
休館日 土曜日、日曜日、国民の休日及び年末年始
所 在 地

〒038-8585 青森市石江江渡5-1 青森県青森福祉庁舎3階

電話 017-782-7799
ファクス 017-782-7228
E-mail

aosise@aosise.com(代表)

refere@aosise.com(貸出専用)

ホームページ http://www.aosise.com/

1 センターからのお知らせ

(1)年末特別貸出について

センターは、平成年12月29日(金曜日)から平成30年1月3日(水曜日)までを年末年始の休館日とさせていただきます。その間にも読書を楽しみたい方は多いと思いますので、従来の貸出の他に年末特別貸出をお受けします。12月15日(金曜日)までにお知らせください。年末特別貸出として希望された図書は、12月25日(月曜日)に発送いたします。ご返却は1月10日頃までにお願いします。ご希望の際に、通常の貸出か、年末特別貸出かを必ずお知らせください。

年末は郵便並びに貸出業務の混雑が予想されます。年末に貸出を希望された図書の発送が翌年になる場合もございますので、あらかじめご了承ください。

また、SDカードとUSBメモリーでの貸出希望もお受けします。数に限りがありますので、先着順とさせていただきます。

(2)「2018年小鳩文化カレンダー」を差し上げます

RAB青森放送様より、小鳩文化事業団製作の写真付き点字カレンダーをご寄贈いただきました。ご希望の方は、センターまでお申し込みください。数に限りがありますので、お申し込みは県内利用者のみとさせていただきます。

(3)「ふれあいの集い」報告

10月に開催したふれあいの集いには、総勢108名の参加をいただきました。午後の「楽団ふとりミニコンサート」では、懐かしのメロディーをサクソフォーン演奏と歌で楽しみました。株式会社イリエの機器展示、みんなの架け橋の展示販売とロビーもにぎやかでした。参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

 (4)奉仕員表彰受賞者

 今年もセンターから奉仕員の方へ、所長表彰と感謝状を贈呈いたしました。以下は今年の受賞者です。(敬称略)

所長表彰

山田 玲子(八戸市)  個人            点訳奉仕員

福山 はる(弘前市)  パール会     点訳奉仕員

高橋 鈴子(八戸市)  個人            点訳奉仕員

藤田 ひとみ(むつ市) 日赤むつ分団   点訳奉仕員

相馬 房子(弘前市)  しらゆり会    音訳奉仕員

柿崎 弘信(青森市)  日赤青森分団   音訳奉仕員

感謝状

木村 信悦(青森市)   日赤青森分団    点訳奉仕員

太田 かつ(京都市)   日赤むつ分団    点訳奉仕員

大下 清彦(三戸郡)      個人                  点訳奉仕員

成田 晃子(青森市)   日赤青森分団   点訳奉仕員

織家 友江(十和田市)  日赤十和田分団  点訳奉仕員

工藤 光子(弘前市)   日赤弘前分団   音訳奉仕員

佐原 礼子(弘前市)      日赤弘前分団      音訳奉仕員

中嶋 奈保子(八戸市)  日赤八戸分団   音訳奉仕員

堀内 理絵(仙台市)      個人                  音訳奉仕員

渡邊 明子(青森市)      日赤青森分団   音訳奉仕員

蝦名 定子(青森市)      日赤青森分団      音訳奉仕員

大和田 和子(平川市)  個人                     音訳奉仕員

小林 裕紀子(青森市)  日赤青森分団    デイジー編集奉仕員

(5)新プレクストークの寄贈について

青森県視覚障害者福祉会では、青森光明福祉会様より助成をいただき、新しいプレクストーク(PTN3)を購入しました。さっそくセンターで活用させていただいています。今後、PTR3も寄贈される予定です。ご覧になりたい方はセンターまでご連絡ください。

2 新刊録音図書の紹介

図書番号・書名・著者名・時間数・巻数・原本出版年・内容紹介の順にご紹介します。(デイジー図書は時間数、テープ図書は巻数です。書名の前のAの記号は郷土資料を示します。)

【哲学】

1 生きる力ってなんですか?  おおた としまさ 編・著 内田 樹(うちだ たつる)ほか 著  5時間5分 

2014年出版。わが子に「生きる力」を授けたい。では何が「生きる力」になるのか。子ども向けの説明と、大人向けの詳しい解説を掲載。

【文学】

2 疑薬(ぎやく) 鏑木 蓮(かぶらぎ れん)著 11時間47分 

2017年出版。母の視力を失った原因は、新薬の副作用なのか、医療ミスなのか。社会派医療ミステリー。

3 さようなら、私 小川 糸(おがわ いと)著 6時間51分 

2013年出版。初恋の相手ナルヤに再会した私。昔と変わらぬ笑顔を向けてくれる彼だったが、私は不倫の恋を経験し、失業中。

4 出世侍〔4〕 千野 隆司(ちの たかし)著 カセット5巻 

2017年出版。旗本の小出家で、真っ直ぐなその姿に当主の信頼も厚く、頭角を現していく藤吉であったが。シリーズ第四弾。

5 ただいまの神様 鈴森 丹子(すずもり あかね)著 7時間13分 

2017年出版。お悩み、お聞きします。ただ“そばにいてくれる”、不思議な神様との物語。

6 泣き虫先生、江戸にあらわる~手習い所 純情控帳~
誉田 龍一(ほんだ りゅういち)著 5時間26分 

2017年出版。手習い所「長楽堂」の先生になった三好小次郎は、涙もろい性格で、子どもたちから「泣き虫先生」と呼ばれるように。

7 泣き虫弱虫 諸葛孔明  第4部 
酒見 賢一(さけみ けんいち)著 21時間50分 

2017年出版。第四弾となる本作は、関羽、張飛、曹操、劉備などの大立者が次々にこの世を去る大激動の巻。

8 日曜劇場小さな巨人 〔上〕 丑尾 健太郎(うしお けんたろう)脚本 成瀬 活雄(なるせ かつお)、八津 弘幸(やつ ひろゆき)脚本協力 百瀬 しのぶ(ももせ しのぶ)ノベライズ  6時間58分 

2017年出版。「警察」という巨大組織の中でもがき、奮闘する男たちの戦いを描く。TBS系ドラマのノベライズ。

9 A 東奥文学賞大賞作品  第4回 
健やかな一日 田辺 典忠(たべ のりただ)著 2時間45分 

2017年出版。介護付き有料老人ホーム「山吹荘」3階の4人部屋に入居している同室者は、それぞれに戦争体験を持っていて…。選評も収録。

10 自閉症のうた 東田 直樹(ひがしだ なおき)著 4時間42分 

2017年出版。  「自閉症の僕が跳びはねる理由」の著者が、その英語版翻訳者を訪ねるアイルランド旅行記ほか。

11 A おッ!見えた、目ん玉が!~八十路の入院体験記~
佐藤 きむ(さとう きむ)著 2時間21分 

2017年出版。骨折して入院。84歳の目ん玉で見た院内風景や、入院生活での思いを綴る。

12 魔法使いの卵 ダイアナ・ヘンドリー 作 
田中 薫子(たなか かおるこ)訳 4時間34分 

2001年出版。個性豊かな登場人物たちにかこまれて見習い魔法使いスカリーが活躍する、ユーモラスで楽しい物語。

デイジー化した図書

テープで製作したものを、デイジー版に編集したものです。

【総記】

13 世界の怪談~怖い話をするときに~
矢野 浩三郎(やの こうざぶろう) 著 
青木 日出夫(あおき ひでお) 著 4時間32分 

1986年出版。怪奇、幻想、狂気,異常、血、エロス・・・。諸々の恐怖のエキスが華麗に織りなす怪談の世界。

【哲学】

14 もっと太っ腹で生きてみないか 
赤根 祥道(あかね しょうどう)著 5時間32分 

1995年出版。人生の充実度は「熱中」で決まる。何かに夢中の人生は楽しい。その決定的なヒントが本書にはぎっしり詰まっている。

【歴史】

15 A 物語 三戸城 佐藤 嘉悦(さとう かえつ)著 7時間11分 

1982年出版。英傑 信直公の周辺と題して、東奥日報紙上に連載されたもの。南部氏の発祥からその歴史を記す。

【社会科学】

16 中学生時代~勉強・生活・進路~ 
林 友三郎(はやし ゆうざぶろう)著 6時間14分 

1983年出版。からだもこころもめざましく成長し、子供から大人へと育っていく中学生時代。「充実した3年間を送るためには」を考える。

【自然科学】

17 赤ワイン健康法~おいしく飲んで心臓病・脳卒中を防ぐ~
近藤 和雄(こんどう かずお)著 
板倉 弘重(いたくら ひろしげ)著 3時間55分 

1995年出版。心臓病・脳卒中の原因となる動脈硬化を防ぐのに効果があるという赤ワイン。総合的な健康を促進するその効果を紹介。

【芸術.美術】

18 勝つ管理 私の流儀 ~横浜ベイスターズ38年ぶりの日本一!~
永谷 脩(ながたに おさむ)著 7時間50分 

1999年出版。権藤監督の信念に迫り、「管理なき管理」を徹底させた権藤流の人の動かし方を、様々なエピソードを交えて紹介する。

【文学】

19 はなはな みんみ物語 わたり むつこ 著 6時間22分 

1986年出版。はなはな、みんみの双子が仲間や家族とともに成長していく長編物語。子どもたちの勇気や友情に心惹かれる冒険ファンタジー。

20 老人力 赤瀬川 原平(あかせがわ げんぺい)著 4時間13分 

1999年出版。物忘れも、繰り言も、溜め息も、老年域に達してこそ身につく新しい力の一つ。生きることの大切さをユーモラスに説く。

21 わが性と生 
瀬戸内 寂聴(せとうち じゃくちょう) 著 7時間20分 

1990年出版。「生きた、愛した」自らの性体験、見聞を飾らず隠さずユーモラスに大胆に刺激的に語り合う。

22 一寸先は光~それでも生きたい~ 
中田 完二(なかた かんじ)著 6時間31分 

2001年出版。白血病、脳腫瘍、そして全盲との闘いで見た著者の命の輝き。

23 それでも生きていく~地下鉄サリン事件被害者手記集~地下鉄サリン事件被害者の会 編 8時間56分 

1998年出版。地下鉄サリン事件で家族を失った人々、直接被害にあった人々の率直な気持ちを収めた手記。

マルチメディアデイジー図書 

デイジー再生機では音声デイジーとして利用できます。パソコンで再生ソフトを使用すると、文字・画像・音声が同時に再生されます。

 【哲学】

24 成功と失敗 哲学のおやつ-10代からの考えるレッスン-
ブリジット・ラベ 著 ミシェル・ピュエシュ著
西川 葉澄(にしかわ はすみ)訳 1時間13分 

2008年出版。おやつを食べるように気軽に楽しく、哲学にふれてみませんか?身近な例をとりあげ、「成功」「失敗」ってなんなのかを考えます。マルチメディアデイジー。

25 わたしが正義について語るなら    やなせ たかし 著 3時間32分 

2013年出版。やなせたかしが、アンパンマンや、たくさんのキャラクターを書く中で考えてきたことを語る。マルチメディアデイジー。

【芸術.美術】

26 そらいろ男爵 ジル・ボム 文 ティエリー・デデュー 絵
中島 さおり(なかじま さおり)訳 19分 

2015年出版。二頭身でちょびひげという、とぼけた風貌のそらいろ男爵が、ユニークな方法で国と国との戦いをやめさせたお話。

マルチメディアデイジー。

あんな本こんな本(官能小説)

27 人妻になった義姉(ぎし)
葉月 奏太(はずき そうた) 著  6時間6分

その他貸出録音資料

ここで紹介する資料は、センターへ寄贈されたものです。各自治体の資料などは、自治体へ直接お問い合わせください。

  • 音声広報CD「明日への声」 vol.58 一般CD1枚
  • RAB耳の新聞 一般CD1枚

(平成29年9月24日から平成29年10月15日放送分収録) 

・平成29年9月24日・・・・・・・・・・・担当:小田垣 康次

「ケセラ・セラ 時の流れに身を任せ」      

・平成29年10月1日  ・・・・担当:内田 初江・角田 まき子

「デイジー図書 ボランティア 大瀧千代子さん」         

・平成29年10月8日・・・・・・・・・・・担当:南舘 邦士

「あんまマッサージ その1」   

・平成29年10月15日・・・・・・・・・・担当:秋田 修

「銚子いいね」 

2  新刊点字図書の紹介

図書番号・書名・著者名・冊数・原本出版年・内容紹介の順にご紹介します。(書名の前のAの記号は郷土資料を示します。)

【哲学】

1 A 人生がうまくいく哲学的思考術 
白取 春彦(しらとり はるひこ) 著 2冊

2017年出版。この世界を生きるとは、この自分を生きることだ。古今東西の思想・哲学をもとに生き方のコツを考える。

2 A 人生が変わる因果の法則 
木村 藤子(きむら ふじこ) 著 2冊

2017年出版。感情、子育て、人間関係、自分について、この世の原理原則である“因果の法則”の視点から考察する。

3 遊行(ゆぎょう)を生きる~悩み、迷う自分を劇的に変える124の言葉~ 鎌田 實(かまた みのる) 著 3冊

2017年出版。自身も悩みつつ見つけた、人生の切り開き方・考え方をエピソードや、名言などから紹介していく。

4 いい言葉が、60歳からのいい人生をつくる~心が穏やかになる、生きる力が湧いてくる達人たちの言葉の贈り物~
『PHP』編集部  編 2冊

2016年出版。やさしいけれど、強い人の言葉、幸せを見つける言葉、人生を支えてくれる言葉…。心を強く豊かにしてくれる言葉をまとめる。

【社会科学】

5 財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 
上念 司(じょうねん つかさ) 著 3冊

2016年出版。日本経済に関する33のQ&Aで日本の実力を明らかにし、本当の実力を隠し続けてきた理由を公開する。

【自然科学】

6 アトピーっ子の満足レシピ
境野 米子(さかいの こめこ) 著 2冊

2003年出版。育ち盛りのアトピーっ子が満足できるようにアレルゲン除去に配慮したおいしいレシピ集。

【言語】

7 金田一先生のことば学入門
金田一 秀穂(きんだいち ひでほ) 著 3冊

2016年出版。「先生」と「教師」はどう違う? 金田一先生の痛快日本語講座、ただいま開講。

【文学】

8 大江戸科学捜査八丁堀のおゆう[3]
山本 巧次(やまもと こうじ) 著 5冊

2016年出版。江戸と現代を行き来して事件に挑む現代人のおゆうは、分析オタクの宇田川の協力で、蔵破り犯の物証を手に入れる。

9 籠の鸚鵡(かごのおうむ)
辻原 登(つじはら のぼる) 著 5冊

2016年出版。ヤクザ、ホステス、町役場の出納室長。欲望と殺意の果てに現れるむき出しの人間の姿。

10 さよならの神様 鈴森 丹子(すずもり あかね) 著 3冊

2017年出版。奇跡も神通力も使えない、奇妙な神様が悩める心をときほぐす、ほっと優しい物語。

 11 A スイミングスクール 
高橋 弘希(たかはし ひろき) 著  2冊

2017年出版。死の淵にいる娘を為すすべもなく見守る父の苦悩を描く第155回芥川賞候補作「短冊流し」を併録。

 12 戦って候~不屈の武将・山上道牛(やまがみ どうぎゅう)~
近衛 龍春(このえ たつはる) 著 6冊

2016年出版。北条と上杉が怖れ、信長と秀吉、そして前田慶次郎が認めた稀代の闘将、山上道牛。その生涯を描く長篇歴史小説。

13 鎮僧師(ちんぞうし) 石持 浅海(いしもち あさみ) 著 4冊

2017年出版。友人の結婚式の二次会に招かれた。その翌日、出席者の一人が死体で発見される。これは学生時代の“事件”の復讐なのか。

14 209号室には知らない子供がいる 
櫛木 理宇(くしき りう) 著 4冊

2016年出版。一見「ちゃんとして」見える女たちは、しずかに歪み、壊れていく。209号室の少年、葵によって。ホラーミステリ決定版。

15 A 野良ビトたちの燃え上がる肖像 
木村 友祐(きむら ゆうすけ) 著 2冊

2016年出版。ほんの少しだけ未来の日本を舞台に、格差、貧困、差別の問題に迫る新鋭の力作。

16 花を呑む あさの あつこ 著 4冊

2017年出版。同心と商人の因縁の二人。深紅の牡丹を口から溢れさせ、妾に怨み殺されたと噂される怪異に挑む。

17 墨龍賦(ぼくりゅうふ) 葉室 麟(はむろ りん)著 4冊

2017年出版。武士の子として、滅んだ実家の再興を夢見つつも、絵師として名を馳せた海北友松の生涯を描く歴史長編。

18 夜明けのキスと蜜色の恋 
西条 六花(さいじょう りっか)著 4冊

2017年出版。7歳下のパティシエ・周からアプローチを受け続けるフラワースタイリストの千冬。恋人未満の周との関係を手離したくない。

19 人生の踏絵  遠藤 周作(えんどう しゅうさく)著 3冊

2017年出版。ハリウッドで映画化された不朽の傑作『沈黙』の創作秘話をはじめ、文学と宗教、人生の救済と奥深さを縦横に語る名講演集。

厚労省委託・寄贈点字図書 

【社会科学】

20 18歳からの選択 ~社会に出る前に考えておきたい20のこと~ 
上木原 弘修(うえきはら ひろのぶ)著 横尾 俊成(よこお としなり)著 後藤 寛勝(ごとう ひろかつ)著 4冊

2016年出版。恋愛や結婚、就職や仕事のことなど身近な話題から、戦争、震災、高齢化、ストレスや鬱についてまで、現代のトピックをわかりやすく解説。

 21 だいじょうぶ!親の離婚~子どものためのガイドブック~ 
ケント・ウインチェスター、ロベルタ・ベイヤー著 高島 聡子(たかしま さとこ)訳 藤川 洋子(ふじかわ ようこ)訳 2冊

2016年出版。もう一緒に暮らさない、と決めてしまった両親を持つ子どものための本。親たちのトラブルに巻き込まれないためのアドバイスが満載。

【文学】

22 西遊 後記〔2〕芳の巻(ほうのまき) 
斉藤 洋(さいとう ひろし) 著 2冊

2014年出版。あの「西遊記」の、その後を語るミステリー・アドベンチャー「西遊後記」第二弾。

 23 アキンボと毒ヘビアレグザンダー・マコール・スミス 作 
もりうち すみこ 訳 1冊 

2010年出版。おじさんのヘビ園を手伝いに行ったアキンボ。帰りに絶体絶命の状況がおこります。無事に帰ることができるでしょうか。

 24 あたし、アンバー・ブラウン!ポーラ・ダンジガー 作 
若林 千鶴(わかばやし ちづる)訳 1冊 

2015年出版。ひっこしが決まったジャスティンは、新しい家のことばかり話して、あたしのことは、もうどうでもいいみたい…。

あんな本こんな本(官能小説)

25  混浴風呂~妻の母、妻の姉、隣の人妻と…~
小鳥遊 葵(たかなし あおい) 著   4冊

 その他貸出点字資料

ここで紹介する資料は、センターへ寄贈されたものです。各自治体の資料などは、自治体へ直接お問い合わせください。

・心の糧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・曹洞宗宗務庁 発行

・月刊東洋療法 ・・・・・・・・・全日本鍼灸マッサージ師会 発行

・にってんボイス ・・・・・・・・・・・・・日本点字図書館 発行

・県民だよりあおもり ・・・・・・・・・・・・・・・青森県 発行

・広報あおもり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・青森市 発行

・点字毎日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎日新聞社 発行

・赤旗 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本共産党 発行

4 おすすめ図書の紹介

 センター職員のおすすめ図書、第3回目は所長の工藤幸雄です。ぜひ読んでほしい本は、郷土の作家、太宰治の『津軽』です。

私は母の実家がある青森市栄町で生まれた。父が転勤族であり、保育園は百石、小学校1年から5年までは七戸、小学校6年は金木、中学校から大学までは弘前、その後ずっと青森に住んでいる。金木での一年間は太宰の生家である斜陽館の裏に住んでいた。図画工作の時間、よく芦野公園に写生に行った。ヴェルレーヌの詩の一節「撰ばれてあることの恍惚と不安と二つわれにあり」の文章や、不死鳥が刻まれている文学碑は見てはいたがその意味を知るよしもなかった。6月、横浜に住む大学時代の友人夫婦が遊びに来た。当時同じサークルに所属していた青森市内の友人も集まり、あっという間に40年前の青春時代にタイムスリップした。「懐かしい人との出会い」の場面で、太宰が「たけ」との再会の場面とオーバーラップした。7月、「故郷」を懐かしむ思いで読み返した。太宰は『津軽』を旅行する中で、「家」「生きることの意味」を改めて考えている。ちなみに、「忖度」という言葉があったのにはびっくりした。ぜひもう一度読んで、自分が生まれ過ごした「故郷」を感じてほしい。

「津軽」 太宰 治(だざい おさむ)著 3冊/6時間19分

昭和十九年、風土記の執筆依頼を受けた太宰は、三週間にわたって津軽半島を一周した。懐かしい故郷の風土と素朴な人柄、そして旅の最後に訪れた乳母たけとの三十年ぶりの再会…。自己を見つめ直し、宿命の生地、津軽への思いを素直に綴りあげた紀行文。太宰の最高傑作との評価も名高い、感動の一冊。

5 サピエ図書館人気図書ランキング

 サピエ図書館で、10月に人気のあった図書ベスト3をご紹介します。

貸出希望の方は、当センターまでご連絡ください。

【デイジー図書】

1位 日の名残り          カズオ イシグロ 著   11時間2分

2位 黄砂の籠城〔上〕          松岡 圭祐 著   8時間28分

3位   わたしを離さないで  カズオ イシグロ 著  12時間40分

【点字図書】

1位 わたしを離さないで  カズオ イシグロ 著     6冊

2位 君の膵臓をたべたい   住野 よる 著     4冊

3位   影裏(えいり)    沼田 真佑 著     1冊

6 12月のカレンダー

 センター関連の行事等をご紹介します。

・点訳奉仕員養成講習会(センター) ・・・・・・1日、8日、15日

・施設見学・点字教室(黒石北陽小学校) ・・・・・・・・・・・7日

・図書選定委員会  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9日

・避難訓練 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第4週

・図書整理日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28日

・御用納め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28日

(年末年始休館日 平成29年12月29日から平成30年1月3日)

PDF形式データ

青い森通信2017年12月号