青い森通信2018年11月号

目次

1.センターからのお知らせ

(1)利用者アンケートへのご協力について(予告)

(2)目の見えない方、見えにくい方のための福祉展(報告)

(3)特別講演「目の健康講座」のCD貸出について

2.新刊録音図書の紹介           

3.新刊点字図書の紹介 

4.おすすめ図書の紹介

5.サピエ図書館人気図書ランキング 

6.11月のカレンダー

編集・発行

青森県視覚障害者情報センター

開館時間 平日 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分
休館日 土曜日、日曜日、国民の休日及び年末年始
所 在 地

〒038-8585 青森市石江江渡5-1 青森県青森福祉庁舎3階

電話 017-782-7799
ファクス 017-782-7228
E-mail

aosise@aosise.com(代表)

refere@aosise.com(貸出専用)

ホームページ http://www.aosise.com/

1 センターからのお知らせ 

(1)利用者アンケートへのご協力について(予告)

当センターの管理・運営の参考にさせていただくため、指定管理者である青森県視覚障害者福祉会からの依頼で、利用者アンケートを実施します。つきましては、アンケート調査を12月発行の「青い森通信」に同封いたしますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。昨年度の回答率は、26.2%でした。多くの皆様からのご意見をいただきたいので、ご協力お願いいたします。

なお、アンケートの媒体は以下の5種類です。設問の媒体は、点字、墨字、メール、テープ、デイジー。回答の媒体は、点字、墨字、メール、テープ、電話。設問の媒体は、「青い森通信」の送付媒体と同じです。別の媒体を希望される方は、センターまでご連絡ください。

(2)目の見えない方、見えにくい方のための福祉展(報告)

今年は八戸で開催し、来場者は145名でした。福祉機器の展示や相談・生活相談コーナーなど15の関係機関のご協力をいただきました。今回は、八戸市の障がい福祉課の方、県眼科医会より八戸の眼科の先生方、網膜色素変性症患者の会の方々が相談を受けていました。八戸市内の奉仕員の方のご協力もあり、無事に終了することができました。青森市での開催が多かったのですが、八戸での開催ということで、地元・近隣の方々が多数来場されていました。開催地は未定ですが、来年も開催予定です。

(3)特別講演「目の健康講座」のCD貸出について

2018年9月9日(日曜日)、リンクモア平安閣市民ホールにて青森県眼科医会による「目の健康講座」特別講演がありました。

演題と講師は次の通りです。

1.「加齢黄斑変性ってなに?~サプリメントからips細胞まで~」弘前大学眼科准教授 鈴木 幸彦 先生

2.「角膜疾患、角膜移植、献眼」弘前大学眼科教授 中澤 満 先生

青森県眼科医会のご厚意により、CD貸出の許可をいただきました。音楽CDではありません。プレクストークあるいはパソコンでお聞きください。音源のコピーはできませんので、寄贈いただいた1枚を貸出します。希望者多数の場合は、お待たせする場合もございます。ご希望の方はセンター貸出までお知らせください。

2 新刊録音図書の紹介

 図書番号・書名・著者名・時間数・巻数・原本出版年・内容紹介の順にご紹介します。(デイジー図書は時間数、テープ図書は巻数です。書名の前のAの記号は郷土資料を示します。)

【技術.工学】

1 A すい臓がんステージⅣから還ってきた男 
川嶋 勝美(かわしま かつみ)著 4時間58分 

2018年出版。余命7ヶ月。ガン宣告。すい臓がんを11年間で克服した著者の闘病記。

【言語】

2 日本語のへそ~ムダなようで、でも大事なもの~ 
金田一 秀穂(きんだいち ひでほ)著 4時間17分 

2017年出版。日本語に隠された「むだに思えるような部分」を、日本語学者の金田一先生がさまざまな角度から論じる。

【文学】

3 壷井栄童話集  壷井 栄(つぼい さかえ)著 8時間3分 

1984年出版。壷井栄の親しみ深く人に語りかける調子の文章をふんだんに盛り込んだメルヘンの世界。12編。

4 掟上今日子の色見本  西尾 維新(にしお いしん)著 
5時間48分 

2018年出版。掟上今日子が誘拐された。今日子は犯人のもとで目を覚まして…。忘却探偵シリーズ第10弾。

5 神様の子守はじめました。〔3〕  
霜月 りつ(しもづき りつ)著 6時間16分 

2016年出版。次世代の白虎・朱雀・青龍・玄武を育児する普通の人間・梓。幼い神子たちに人間の生活を教えていくも自我が芽生え始めて…。

6 最後の世界がきみの笑顔でありますように。  涙鳴(るいな)著 5時間56分 

2016年出版。網膜色素変性症に侵された幸は、太陽みたいに笑う陽と出会う。少しずつ見えなくなっていく世界の中で、最後に見た景色とは。

7 最後の晩ごはん〔8〕忘れた夢とマカロニサラダ 
椹野 道流(ふしの みちる)著  6時間9分 

2017年出版。「なんで僕、成仏できひんのやろ?」。 夜のみ営業の定食屋「ばんめし屋」を訪れた、迷子幽霊の塚本。シリーズ第8弾。

8 最後の晩ごはん〔9〕海の花火とかき氷 
椹野 道流(ふしの みちる)著 5時間34分 

2017年出版。夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」は、人間だけでなく幽霊も常連客という不思議な店。シリーズ第9弾。

9 龍の耳を君に~デフ・ヴォイス新章~ 
丸山 正樹(まるやま まさき)著 11時間55分 

2018年出版。話せない少年の証言は認められるのか。手話通訳士を通して描く連作ミステリ。「デフ・ヴォイス」の続編。

10 木皿食堂〔3〕お布団はタイムマシーン 
木皿 泉(きざら いずみ)著 8時間15分 

2018年出版。彼と出会わなかった人生もあったかもしれない。夫婦脚本家・木皿泉のエッセイや、藤野千夜との対談を収録する。

11 100歳の100の知恵  吉沢 久子(よしざわ ひさこ)著 
3時間1分 

2018年出版。毎日の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」や「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」などを伝授。

12 役に立たない人生相談〔2〕好きなようにやればいい。 
佐藤 愛子(さとう あいこ)著 2時間12分 

2018年出版。人生の波瀾万丈を乗り越えてきた94歳の現役作家が、中学生からシルバーまで、あらゆる世代の悩みを一刀両断。

デイジー化した図書

テープで製作したものを、デイジー版に編集したものです。

【歴史】

13 日本歴史の旅(上)~東北・関東・甲信越~
泰山 哲之(やすやま てつゆき)著 8時間10分 

1975年出版。歴史の資料収集と執筆のため、日本全国に足跡をのこした著者が、うんちくのすべてを傾けて書き下ろした。上巻。

14 日本歴史の旅(下)~中国・四国・九州~ 
泰山 哲之(やすやま てつゆき)著 7時間34分 

1963年出版。歴史の資料収集と執筆のため、日本全国に足跡をのこした著者が、うんちくのすべてを傾けて書き下ろした。下巻。

【文学】

15 ふみ子の海(上)~ある盲少女の青春~
市川 信夫(いちかわ のぶお)著 6時間47分 

1990年出版。ひとりの盲目の少女がたどった希望と苦難の青春を、同郷の作家が、思いをこめて書き下ろす。上巻。

16 ガンよ 私の真由美よ(下)~丸山ワクチンを奪った三人の医師を「殺人罪」で告発する~  上杉 義文(うえすぎ よしふみ)著 8時間42分 

1981年出版。“丸山ワクチン訴訟”の原告である著者が、娘の闘病生活とその死を、レクイエムとして刻むように書き綴った、慟哭の手記。

あんな本こんな本(官能小説)

17 食べられたいの~見習い看護婦日記~ 
宇能 鴻一郎(うの こういちろう)著 4時間55分

その他貸出録音資料

ここで紹介する資料は、センターへ寄贈されたものです。各自治体の資料などは、自治体へ直接お問い合わせください。

  • 私たちの税金 平成30年度版 デイジー1枚
  • RAB耳の新聞 一般CD1枚

    (平成30年8月26日から平成30年9月16日放送分収録) 

    ・平成30年8月26日 ・・・・・・・・・・・担当:小田垣 康次

    「ついに叶ったプロ野球観戦」      

    ・平成30年9月2日   ・・・・・・・・・・・担当:棟方 庸子

    「コーヒーはいかがですか?」           

    ・平成30年9月9日・・・・・・・・・・・・担当:秋田 修

    「津軽さくら物語を作詞した齋藤千恵子さんとお話」   

    ・平成30年9月16日  ・・・・・・・・・・担当:板橋 和幸

    「命の授業講演家 腰塚勇人先生を紹介」 

    3 新刊点字図書の紹介

図書番号・書名・著者名・冊数・原本出版年・内容紹介の順にご紹介します。(書名の前のAの記号は郷土資料を示します。)

【社会科学】

1 A  遠距離介護~叔母を看取った私の場合~
渡辺 裕香子(わたなべ ゆかこ) 著 2冊

2017年出版。横浜在住の著者は、生涯独身だった叔母の最期を「遠距離介護」で看取りました。ひとつの物語としての「遠距離介護」の記録。

2 決断の研究~五人の提督~  佐藤 和正(さとう かずまさ) 著
5冊

1985年出版。日本海軍からは、傑出した逸材が多く現れている。ここに挙げた五人の提督から、誤りの少ない決断の仕方を学ぶ。

【自然科学】

3 注文をまちがえる料理店~忘れちゃったけどまちがえちゃったけどまあいいか~  小国 士朗(おぐに しろう) 著 2冊

2017年出版。「認知症を抱える人」が接客をするレストランで、まちがえることを受け入れて、まちがえることを一緒に楽しむ。

【産業】

4 A 田んぼアートのキセキ 葛西 幸男(かさい ゆきお) 著 2冊

2015年出版。「田んぼアート」に携わってきた青森県南津軽郡田舎館村の副村長が、その軌跡を紹介。

5 民警(みんけい)  猪瀬 直樹(いのせ なおき) 著 3冊

2016年出版。セコムとアルソックの2大民間警備会社の勃興と確執を照射する。

【芸術.美術】

6 プロ野球と鉄道~新幹線開業で大きく変わったプロ野球~
田中 正恭(たなか まさやす) 著 4冊

2018年出版。プロ野球と鉄道の関わりについて、さまざまな視点から、その深いつながりを紹介する。

【文学】

7 母の詩~河野進自選集~  河野 進(こうの すすむ) 著 1冊

1980年出版。心の奥底をのぞけば誰にでもある母への想い…。詩人牧師がつづる愛の詩、感動の200篇。

8 A ネプタの一番だいこ 藤田 博保(ふじた ひろやす) 著 2冊

1982年出版。こどもネプタのたいこの打ち手を、小学生の謙作が中学生に混じってやろうとしたのには、わけがありました。

9 A ぼく歩けます  北畠 八穂(きたばたけ やお)著 瀬名 恵子(せな けいこ)絵 2冊

1981年出版。知恵と愛は、使えば使うほど増えるのです。片足の不自由なツトム君が語っているようです。

10 A 幸福な水夫  木村 友祐(きむら ゆうすけ) 著 2冊

2017年出版。青森県八戸市出身の著者が、郷里の家族とちいさな命を描く、温かな、ときに激しい南部弁の響きに満ちた作品集。

11 じっと手を見る  窪 美澄(くぼ みすみ) 著 4冊

2018年出版。富士山とショッピングモールしかない地方の街に住む、介護士の男女の恋物語。

12 白鸚鵡(しろおうむ)吉屋信子少女小説集〔3〕 
吉屋 信子(よしや のぶこ) 著 4冊

2018年出版。著者が中華民国に旅行して、その風俗や女性の美しさを知ったときの幻想を土台に、少女の数奇な運命を描いた少女小説。

13 富くじ狂瀾~寺社役同心事件帖~  千野 隆司(ちの たかし) 著 3冊

2016年出版。竹宝寺で不正の富くじが行われるという噂を耳にする。不正の富くじは、職人殺人と因果関係があるのか・・・・。

14 沸点桜(ボイルドフラワー)  北原 真理(きたはら まり) 著5冊

2018年出版。闇の世界から抜け出し、生まれ変わった危ない女とやっかいな女の奇妙な共同生活。日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

15 名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) 水稀 しま(みずき しま) 著 青山 剛昌(あおやま ごうしょう)原作 大倉 崇裕(おおくら たかひろ)脚本 3冊 

2017年出版。大阪と京都、そして平次と紅葉。2つの事件、2人の運命を紡ぐもの、それは「古からの恋の歌」。

2017年4月公開の同名映画のジュニア向けノベライズ。

16 男と女の理不尽な愉しみ  林 真理子(はやし まりこ)著 
壇 蜜(だん みつ)著 2冊 

2017年出版。男女の機微を知り尽くした作家とタレントが、しなやかでありながら、したたかでもある男女の「愉しみ方」を提言する。

17 渡る世間の裏話~人生の達人たちに学ぶ~ 
早坂 茂三(はやさか しげぞう) 著 6冊

1997年出版。世間を知り尽くした26人のスーパープロが明かす、乱世を生き抜く知恵。

18 A 書を捨てよ、町へ出よう  寺山 修司(てらやま しゅうじ) 著 4冊

1984年出版。八歳にして詩を書き、時代と共に駆け抜けた天才・寺山修司による、100%クールな挑発の書。

あんな本こんな本(官能小説)

19 父の後妻 葉月 奏太(はづき そうた)著 3冊

 その他貸出点字資料

ここで紹介する資料は、センターへ寄贈されたものです。各自治体の資料などは、自治体へ直接お問い合わせください。

・私たちの税金 平成30年度版 ・・・・・・国税庁 発行

・心の糧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・曹洞宗宗務庁 発行

・月刊東洋療法 ・・・・・・・・・全日本鍼灸マッサージ師会 発行

・にってんブレイル ・・・・・・・・・・・・日本点字図書館 発行

・県民だよりあおもり ・・・・・・・・・・・・・・・青森県 発行

・広報あおもり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・青森市 発行

・あおもり市議会だより ・・・・・・・・・・・・・・青森市 発行

・点字毎日 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・毎日新聞社 発行

・赤旗 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日本共産党 発行

4 おすすめ図書の紹介 

利用者アンケートでうかがった「おすすめ図書」をご紹介します。今月は、「年をとってもモテるフランス人 年をとるとモテなくなる日本人」です。読んだ方の感想と一緒に掲載します。

 

フランス人は自由。決め付けないから生きやすさがある。十人十色、人それぞれという考え。容姿に対する気後れがない。年相応という言葉はフランスにはない。小気味良い内容で楽しかった。

「年をとってもモテるフランス人 年をとるとモテなくなる日本人」 吉村 葉子(よしむら ようこ)著 点字2冊/デイジー4時間15分

5 サピエ図書館人気図書ランキング

 サピエ図書館で、9月に人気のあった図書ベスト3をご紹介します。

貸出希望の方は、当センターまでご連絡ください。

【デイジー図書】

1位 下町ロケット〔3〕     池井戸 潤 著     8時間42分

2位 椿落つ ~新・酔いどれ小籐次〔11〕~   佐伯 泰英 著 7時間45分3位 はじめてのAmazon Echo基本&便利技100 吉岡 豊 著   6時間10分

【点字図書】

1位 万引き家族     是枝 裕和 著   3冊

2位 決断。~全盲のふたりが、家族をつくるとき~  大胡田 誠、大   石 亜矢子 著    3冊

3位 朝顔の日      高橋 弘希 著 3冊         

6 11月のカレンダー

 ・点字教室へ職員1名派遣(鶴田町富士見小) 1日(木曜日)

・点字教室へ職員1名派遣(鶴田町水元中央小) 2日(金曜日)

・点字教室へ職員1名派遣(鶴田町鶴田小) 9日(金曜日)

・図書選定委員会  15日(木曜日)

・点訳・音訳校正奉仕員研修会(青森市) 17日(土曜日)

・点字教室へ職員1名派遣(鶴田町梅沢小) 29日(木曜日)

・情報化対応支援者研修会(大阪府)に職員1名参加 29日(木)から3 0日(金曜日)

・図書整理日 30日(金曜日)

PDF形式データ

青い森通信2018年11月号